医療スタッフの苦悩 その2

いつの頃からでしょうか「患者さん」でなく「患者様」

医療スタッフが口にするようになったのは、私はいまだに疑問を感じています。

(同様にお役所でも最近はえらく不必要なぐらい低姿勢なことを感じます。)

ここが医療現場崩壊の始まりに思うのですが(あくまでも私的な意見です。)

このことにより医療スタッフの言動に誠意がみられなくなってしまったように感じます。

だって患者さんのことを「患者様」と呼ぶ医療スタッフは

その「患者様」に対して適切な医療サービスを提供していますか?

と私は訊ねたい。

ここからはあくまでも私的な過激な意見が

出てくるかもしれませんがご了承ください。

ならどうしてその「患者様」に対して適切な医療サービスでないと専門家なら判る医療をどうして提供するのですか?

たとえば点滴を急かす患者さんに対し、医師からの指示だからと言いつつ不適切な滴下速度に早めてみたり、

その点滴終了後に止血を適切に行なわず済ませたり。

(少し詳しい方に誤解の無いように、臨床工学技士は点滴は基本できません。血液透析を受けられている患者さんのシャントと言われる血管に留置された 針からの点滴および人工透析施行中の血液回路に注射薬等の投与は法的に認められていますが、医師・看護師の静脈注射は認められていませんし、やったことは ありません。)

 

そんなことをしているスタッフに伺いたい、

「時間短縮は作業効率アップと手抜きと同じですか?」と

日常茶飯事になってしまっている医療機関かどうかの判断は簡単です!

「待ち時間が長い」などとクレームをつける方に対して都合を付けるような感じでしょうか。

 

私は頑なにそういったっことを言い続けたがために自分の足元をすくわれることになることになったのも事実、

またそういった問題で自分を追いこんだこともあり自分自身が医療業界には不適切な人材であると判断し辞めようと決意した。

ここでは例に出したのは時間短縮だけですが様々なことがあります。

(医療不信を助長しかねないので記載しません。)

 

で話を元に戻し

このブログを読んでいただいている方々へ

患者さん方への提言(偉そうで申し訳ありません)

まず先にあげました。大前提

医療スタッフは患者さん方に対して

適切な医療を提供しようと思っています。

しかし誠意(この言葉をつかうことでまた誤解を生みそうに思いながら)が伝わらないこともあるでしょうが、疑問を感じたら普通にスタッフに聞いてください。

検査の目的・薬の効果副作用・治療の効果にリスクなどなど聞いてみて嫌そうな顔をされればそんな医療機関たとえ有名な医療機関であったとしても貴方にとって適切な医療を提供してもらえると信用できますか?

ならたとえ評判がよくなかったとしてもキチンと対応してくれる医療機関を選択しませんか?日本の医療は基本どの医療機関でも同じレベルの医療を同じ料金で受けることができます。世界中の何処を見てもこの点は世界最高レベルだと思います。

で患者さんとして医療サービスを受けに行っている以上ご自身で今受けている医療が適切かそうでないかは常に判断してください。(そんなもん知識あらへんやんけーと言わず)

だから医療スタッフを味方につけるのです。

味方につけるといっても

医療サービスを提供すると言う一線はありますが

アドバイスはスタッフそれぞれ勉強し経験も積んで医療現場を支えている彼らがよく知っているはず、隣の患者さんと飲んでいる薬が同じだとかそんなこと関係ありません。

私の親ですらそんなこと聞いたら失礼だのなんだかんだ言いますが、ご自身のことでしょうなら自分で判断する情報収集はなさっていただいていいでしょう。(ただマスコミ等でこんな治療方法が載っていたやってくれ!は無理です。

臨床で保健医療で行なえる医療には限界もあります。)

 

つぎに医療関係者の皆さんへ

日々お疲れ様です。辞めた人間の話なんか聞きたくないかもしれませんが

皆さん一人ひとりで日本の医療は守られています。

貴方が接している患者さんには貴方が最高の医療を提供できるはずです。

(できないならささっと足洗ってください。失礼かとは存じますが、こんなこと毎日言われていることでしょうから)

皆さんの仕事は確かに人様の不幸で飯を食わせてもらっているともいえますが、そんな悪い仕事でしょうか?

世間的には社会的ステータスも高いとされていた?いる?仕事です。誇りを持ってなさってください。

毎日毎日医療事故と隣り合わせに加え医療の限界にストレスだらけ、さらに日進月歩の高度医療についていくための努力は大変ですが、

たまには「医療の最前線を支えているのは自分だ!」

と言ってもいいのでは?

ご活躍期待してます。

 

そうそう!ドラ息子一号に第二子が!

予定は来春だそうだ。もう15年以上の付き合いになるがお互いヒトの親になるなんて想像もしてなかった。

 

Für das Lächeln

der nächsten Generation

(次世代の笑顔のために)

親としてできること

社会の一員としてできること

ボチボチ考え、実行しようと心改たにした日だった。

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